FREETEL REIを5日使って感動した点4つと不満点3つ
公開日:
:
最終更新日:2016/06/17
gadget
先日、FREETEL主催のブロガーイベント(名物から伝説へ〜FREETEL増田社長の野望を肌で感じてきた)に参加したおり、レビュー用に新製品のREIをお借りできました。
到着後、5日間ほど使ってみた印象。
「これは、やっぱり普通のAndroidじゃないわ。攻めてんなぁ」
この記事では、網羅的に機能を紹介するといようりは、ハマコー目線で感じたことツラツラと、いつもよりポエム成分多めで綴っていきます。
製品の一般仕様は公式のこちらをご参照。
更新情報
・2016/6/16 ソフトウェア・アップデートにより、文字入力中のスワイプアップランチャー誤爆が解消された点について、本文に追記しました。
スポンサーリンク
目次
REIを使って感動した4つのこと
自分なりに触りたおしてみて「こりゃ、たまらんわぁ」と感動した4つの点をお届けします。
ハイエンド機に負けない素晴らしい質感
現在手元にあるのは「メタルシルバー」。手に持った時の「ええなぁ」と素直に感じる質感が、非常に好み。素晴らしい。
フルメタルボディのヒンヤリした質感と、丁寧に処理されたエッジ部分、136gという絶妙な軽量感のバランスが良いのか、手のひらへの収まりが凄い良いんですよね。安っぽさが全くない。よくこの値段(税抜29,900円)でここまで仕上げてきたなぁと恐れいります。
アンテナ感度強化のために入っている背面のライン。iPhoneに似ているけれども、iPhoneのそれが「D」であるところ、REIのそれは「直線」になっていて、少しでも質感をあげようとする努力を感じさせます。
ぶっちゃけ、手元のiphone6と比べた時の、全体的な質感は、REIのほうが上だと感じます。
オフィシャルの製造工程の動画が、素敵だったので合わせてご紹介。
「FREETELボタン」の革新的な操作性
よくここまで割り切ったものだ。「FREETELボタン」。でもね、これ、ありっすよ。
Androidの常識ではありえない、戻るボタンも履歴キーも1ボタンでやってしまうという、斬新な試み。正気の沙汰ではない。同じ試みが他のAndroidに皆無ではないらしい(MeizuのFlyme OSなど)ですが、珍しいのは確か。
最初はかなりとまどいました。「戻る」ために、ホームボタン右側のスペースを何度タッチしたことか・・・(Galaxyメイン歴が長いもので)。
ただ、慣れてくると、これが全く違和感なく操作できるんですよね。物理的に親指を置く場所が決まっていることの、安心感と安定感、特に、右手の片手だけで 操作している時に、この「場所が決まっている」ことのメリットを強く感じます。
物理的な操作性で、不満点もあるけれど、そこは後述します。
「スワイプアップランチャー」の使いやすさ
従来のAndroid脳ではついていけない、この下から上にスワイプする「スワイプアップランチャー」。よくこんなところに、「FREETELボタン」と合わせてカスタマイズしてきたなぁと思うぐらい、自分にとって一番の衝撃だった。
ただね、これ。使い込んでみると「お、案外、ええんとちゃう」という気分になってきました。
自然なんですよね。下から出すの。通常、片手でスマホ持っている時、親指が上と下どちらに近いかというと、普通に下なわけで、アプリ起動履歴や、各種スイッチにアクセスするためのスワイプとしては、Android標準の上から下にスワイプよりも、操作性が良く感じます。
もちろん、従来のAndroid標準の使い勝手とは完全に異なることに、戸惑いがあるのも事実だけれど、これは完全に「慣れ」の問題かと。
ただ、このスワイプアップランチャーには致命的な不満もあったりしますが、それは後半で。
指紋認証の精度の高さ
この値段ではおまけ程度と思っていた指紋認証の精度が、非常に高い。良い意味で裏切られました。自分の使い方(おもに右手の親指)では、全くなんの不満もありません。認識速度も0.5秒ほど。
並行して使っているGalaxy S7 edgeにも全く引けをとりません。
指紋認証の精度って、人によって評価がばらつきがちなんだけれど、おそらく、指紋登録のコツは、「普段、指を当てる時の角度を意識して登録する」こと。
チュートリアルにそって登録しようとすると、下からまっすぐに押し当てて登録したくなるけれど、通常の使い方だと、そんな当て方しないよね。
自分の場合は、普段、解除するときのちょっと斜め45度ぐらいの角度で登録してあげたら、一本のみの登録で、上の動画のように快適に認識してくれます。
どうしても、指紋認証の精度に不満があるひとは、当てる角度を試してみてはいかがでしょう。
REIを使っていて悲しい3つの点
アゲアゲで、ハマコー的に素晴らしく感じた点を書いてきましたが、不満もあります。正直、この不満は個人的には「これだけで常用は無理!」レベルのもの。
「スワイプアップランチャー」とフリック入力の圧倒的な相性の悪さ
2016年6月16日追記
公式のソフトウェアアップデートにより、フリック入力時にはスワイプアップランチャーは表示されなくなりました。そのため、この不満点は全て解消しております!自分にとっては、致命的な不満点だった箇所が、こんなに速く対応され非常にありがたい。今後に期待。
その他、ソフトウェアアップデートの内容は、公式のこちらをご参照
感動する点として紹介したスワイプアップランチャーが、フリック入力時に暴発します。
フリック形式で「ん」を入力するときを思い出してください。下の方から上にスワイプしますよね。その時に、いきなりランチャーが起動するんですよ。これが煩わしくてしかたない。
「しんかんせん」とか入力するとき、もうね、ぼっこぼこランチャーが出てくるんですよ。
こんな感じ。これは、意図的にやってるけれど。こういう事ですよ。
意識して気をつけていれば、ある程度は防げるんだけれど、忘れた時に暴発するこれ。かなり辛い。
「てか、iOSでこんなのならないなぁ、なんでだろう」と思って改めて試してみたら、iOSは、キー入力中、スワイプアップランチャーでないんですよね。納得!
是非、この点については、制御できるようSWアップデートを期待したい。
「スワイプアップランチャー」の機能が不足気味
現状、スワイプアップランチャーの中身は「アプリ起動履歴」「画面輝度調整」「各種スイッチ」の3種類。
ただ、どうせこのランチャーがあるのなら、音量も調節したいし、各種スイッチを並べ替えしたりカスタマイズもしたい。折角の便利機能なので、もっと突っ込んだ使い方ができるようにしてほしいなと。
FREETELボタンの物理的な押し心地の悪さ
頻繁に使うFREETELボタンの押し心地が、正直イマイチです。
「戻る」に割り当てられているタップはなんの問題もありません。ただ、1回押しのホームや、2回押しのアプリ履歴画面が、どうも押しにくい。
手元のGalaxy S7 edgeとくらべてみると、S7 edgeのボタンは周囲より浮いてるけれど、REIのそれは沈んでます。また、押し込みの厚さも薄い。
FREETEL REIのホームボタン。周囲にたいして、少しくぼんでます。
Galaxy S7 edgeのホームボタン。浮き出ているのがよく分かるかと思います。これだと、押しやすく押した感も心地よい。
参考までに、iPhone6のホームボタン。くぼんでいますが、ホームボタン自体が、REIのそれより大きく、押し込み感も深いです。
1回押しのホームならまだ良いんだけれど、2回押しのアプリ履歴表示は、S7 edgeに比べて、押しにくさをはっきりと感じます。
ぶっちゃけ、アプリ履歴は、自分の場合、スワイプアップランチャーのほうをよく使っているので、2回押し自体あまり使ってなかったりします。ただ、可能であれば、アプリ履歴は2回押しではなく、2回タップにわりあたっている方が、操作性は良いですね。
REIは完全にマスを狙いにいった、FREETELの超意欲作
以上、書いたとおり、REIを触ったインプレッションは、良くも悪くも「FREETEL UI」「FREETELボタン」関連に集中しました。それだけ、自分にとっては、存在感を感じる機能です。
はっきり言って、REIには、ここらへんの独自仕様が無くても、デザイン面部分のリニューアルだけで「雅2」みたいにして売っても、価格次第では充分売れるだけの質感の素晴らしさがあると思います。
ですが、あえて従来のAndroidからかけ離れたUIにしたのは、このREIが狙っている市場が「Androidヘビーユーザー」ではなく、「iPhoneユーザー」や「ガラケーユーザー」等のライト層だからでしょう。
おそらく、REIを企画した段階で、FREETELの中の人には、佐々木希がREIを手に持ってうっふん♡(大正義!)と語りかけるテレビCMが、日本のお茶の間に流れるところまで全て見えていたんでしょう。ガジェオタなら、プレスリリースだけで勝手に見に来るからね。
従来のAndroidのUIにこだわらず独自仕様を追求したのも、iPhoneからの乗り換えやスマホ初心者、ガラケーユーザーに、馴染み良くつかってもらうべく考案したものだと思われます。
現時点では、正直荒削りで、使い勝手が悪い部分も散見されますが、増田社長含めスタッフは、改善に非常にやる気を持っているようなので、今後どのように進化していくのかを見ていくのも楽しみデス。
増田社長のやるきツイートはこちら↓
@GajettoGeek @hamako9999 やる気満々です。すでにいろいろと開発を進めております。 プラスワン代表 増田
— freetel_tj_masuda (@freetel_tj_masu)
明日、自分で買ったブルーのREIが届きますんですよ。へぇ。今、FREETEL応援モードのハマコーでした。
それでは、今日はこのへんで。
参考記事
ガジェットギークでは、もっと網羅的にREIのレビューをされてます。関連記事では、自分が今回全く記事に書かなかった、カメラの使い心地などもレビューされてますので、合わせて参照されると幸せかと。
PC-記事下-サブ(Amazon)
gadgetの記事一覧
ブログ主について
関連記事
-
-
あのMarshallのBluetoothヘッドフォン「MID BLUETOOTH」を試してみた
Bluetoothスピーカーに引き続き、あのMarshallより、Bluetoothヘッドフォン
-
-
あのMarshalのBluetoothスピーカー「ACTON(アクトン)」を試してみた
Marshallという名前を聞くだけで、あのバンド活動に明け暮れた青臭い日常を思い出します。ハマ
-
-
dodocoolのコンパクトで使いやすく有線LANポートも備えたUSB Type-Cハブレビュー
新MacBookProが、USB Type-Cのみを採用したり、スマホでも最近の機種はほぼ全て、
-
-
まさに王道を行くミドルレンジど真ん中のZenfone3レビュー
先日参加した、ASUSのイベント(【イベントレポート】ASUS年末年始大感謝祭)でご提供いただいた
-
-
麗しい姿をしたZenfone3の外観チェック
先日参加した、【イベントレポート】ASUS年末年始大感謝祭 において、Zenfone3をご提供いた
-
-
$30で17リットル容量、15インチノートPCも収納可能な抜群に使いやすいXiaomiのリュックレビュー
Xiaomiといえば、言わずと知れた中国でブイブイ言わせているスマホメーカー。最近ちょっと勢い落ち
-
-
「デジタル一眼レフとレンズ沼にはめられて」CANON 8000Dとレンズ6本とおまけ6個を一挙紹介
上の娘も、もう小学生だね。運動会とか校庭広いよねぇ。写真ちゃんと撮れるかなぁ[/speech_bu
-
-
Huaweiの勢いを象徴するフラッグシップスマホ「P9」タッチアンドトライレビュー
先日の11月25日(金)、ファーウェイ・ジャパンのブロガーイベントにお呼ばれして、Huaweiのフ
-
-
2in1タブレットPCとして存在感抜群の「Matebook」タッチアンドトライレビュー
先日の11月25日(金)に参加した、ファーウェイ・ジャパンのブロガーイベントにて、絶賛発売中の2
-
-
ファーウェイブロガーイベント参加。プリンスと素敵すぎる夜景と盛りすぎ自撮りに大興奮の巻
先日の、11月25日(金)、都内某所(なぜか場所は秘密とのこと)において、ファーウェイ・ジャパン
Comment
バッテリーの持ちはいかがでしょうか?verneeと比べてでも良いです
まだ、アプリをたくさんインストールしている状態ではないですが、バッテリー持ちは良いですよ。verneeのthorとくらべても。
Android 6.0 Marshmallowになって、Dozeモードが使えるようになっており、これが良いと思われます。
参照:http://androidlover.net/android-os/android-m/android-m-how-to-use-doze-mode.html