一万曲つっこんでわかったGooglePlayMusicの根本的な欠点
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最終更新日:2016/03/30
android, application, lifehack
半年ぐらい前に登録したGoogleのクラウド音楽管理サービス、GooglePlayMusic。
GooglePlayMusicって何?
自分の好きな曲を二万曲までアップロードできて、一度登録した曲はPCブラウザでもAndroid端末でもiPhoneでもどこでも聞き放題という神がかったサービス。しかも完全無料。 アルバム1枚10曲として、2000枚が自分専用のクラウドに乗っかるわけですよ。凄い世の中になったもんだ。
注意
ちなみに、GooglePlayMusicは日本で使うにはちょっと面倒くさいことをしないといけません。 ここでは詳細は説明しませんが、これとか参考になると思います。 Google Play musicの使い方 http://matome.naver.jp/odai/2137122593174516701
さすがに自分もそこまでのCDコレクターじゃないので、容量は十分と判断。自分所有のCD全部乗っけるぞと決心して、半年ほど暇を見つけてちょくちょくアップロードを続けることに。 ほんで、つい先日、ついに家にある全部のCDからのアップロードが完了。
現在のステータス
PCブラウザのインターフェースもイマドキのデザインでシンプルで使いやすい。これは、捗る!!!
さーて、後はいつでもどこでも、全CDにアクセスだ。うふふ。とほくそ笑んだものの、なにも考えずに流れ作業でアップロードしただけでは、あきまへんでした。
あかん、CDどこにあるねん、わからんわ。
やーっぱり、こうなるんだろうなとなんとなくは思っていたけど、実際やってみてわかった。こういうPCなりスマフォの画面でCD探すのって、むっちゃ探しにくい。
リアルCDの探し方
ある程度の枚数(500枚以上ぐらい?)CD持っている人って無意識にでも、CDを置くときにジャンルを場所で分けて格納しているはずなんですよね。 例えば、こんな感じで。
メタルは右上。普通のロックは上段中央から左にかけて。邦楽ロックもこのへんに押しこむか。ゴシックやユーロ・ロックとかのいっちゃってる系はプログレ全般の亜流ということでその後ろらへんに。プログレは一番枚数多いから下段の真ん中。キング・クリムゾンは特等席やな。ここにずらっと。クリムゾン・キングの宮殿はこちらに向けてと。後、クラシック全般はロックとは違う棚にごそっと置いときゃいいか。
これが、、、できない。スマフォなりPCのインターフェースでアーティストの名前順に並べても、それはただののっぺりした一覧でしかなく脈絡がない。 ジャンル分けすればいいじゃんて?確かにそうなんだけど、どっちのジャンルに入るかわからないCDってのも、これはこれで結構ある。
メタルなのかプログレなのかアバンギャルドジャズなのか。民族音楽的なロックとかあるし、そもそもジャケ買いだからジャンルが意味不明なやつとか。 MP3のタグから自動的に入れてくれるジャンル情報がほとんど役に立たないのは、ある程度CD取り込んでいるひとなら誰でも感じているでしょ。
で、自分にいれるにしても、そもそも大量にCDあるところで面倒くさすぎるし、せめてタグみたいに複数キーワード登録できるならまだしも、1つだけジャンルを選択することの非現実性は上で書いたとおり。
そういう曖昧なジャンル感を、3次元情報のCDの格納場所によってマッピングしておいて探すということを、なんとはなくにしていたんですよ。1万曲つっこんだライブラリを画面でズラーッとスクロールして、その海に溺れそうながら感じた。
CD探すときのリアル感の欠如
さらに感じたのはこれ。2次元の一覧にはCDを探すときの臭いや色彩、感情が欠如している。
一人暮らししていた時、寝るときには必ずCDをかけていた。入眠前の儀式。 いざCDラックの前に立つ。今日の気分をCDジャケットを見ながら直感的に考え、手で触れ、臭いを嗅ぎ、ピンときたものをケースを開けて、CDを取り出し、プレーヤーに入れる。 「今日はクラシックかなぁ」と考えながら、こういう山でお目当てのCD探すのが楽しかった。
でも、スマフォの画面にもPCの画面にもそういう、リアルな感覚が全く欠けている。
慣れればどうってこと無いのかな?と思いながら、一人暮らし時代と同じように、寝る前スマフォの画面で今日聞くCD選んでいたけれど、どうにもスマフォの画面だとCDを選ぶことを強要されている感じがしてしまう。
便利なんだけど、音楽を聞くときの右脳の冴え、第六感的なものに身を委ねるということができにくくなってるのかと。
アルバムアートワークが圧倒的に足りてない
超基本的なところで今の自分のライブラリーにはアルバムアートが決定的に足りてない。
ジャケ買いしたCDって、アルバムタイトルもアーティスト名も全然覚えてないけれど、そのジャケット見るだけで、中の音楽とかCD買った時のシチュエーションが思い出されるんだよなぁ。 そんな基本的な情報が足りてないのはいかんともしがたい。
今の自分のライブラリには、半分ぐらい入ってない。これはiTunesでアルバムアートの取得をしとけば自動的に反映されるのかと思っていたけど、いつまでたっても反映される気配無し・・・
もちろん自分で設定できるんだけど、そんなん人力でイチからやるなんてありえないので、なんとかうまく一度曲を突っ込んだ後からでも、アルバムアートを精度高く簡単に設定する方法を模索中。
でも、やっぱ、このフリーダムな感覚は凄い
当たり前やけど、目の前のどんな端末でも、1万曲を即座に鳴らすことができるこの快感は異常ですよ。特に最初から鳴らすものを決めている場合には、前述のCD探すときのリアル感なんて関係なく、速攻検索して、ハイッ、ポーン、プレイ!!なので、これはもう異次元の便利 さ。
端末の容量に拘る必要全くない。 もうすこし、もうすこし、使い込んでみよう。
最低限のジャンル整理等するのか、アルバムアートをいれまくるのかわからないけれど、なんだかんだで鬼便利な部分も多いので、1万曲のなかから、気ままに好きなCDを選ぶことができるようにがんばってみようと思う。
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