LINEモバイルSIMをWi-Fiルータで利用するとカウントフリーは適用されるのか実験してみた

公開日: : 最終更新日:2016/09/15 gadget, lifelog

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LINEモバイルの発表があり、9月5日正式サービスが開始されました。先日ブロガー向けイベントに参加させていただき、先行申込により手元にLINEモバイルSIMが届いております。

イベント様子はこちら。

LINEモバイルサービス開始。500円からLINEトークも電話も使い放題プラン有。さらにtwitterやfacebook無料プランも

そこで、フォロワーさんより、以下の質問が。

 

つまりは、「Wi-FiルータにLINEモバイルSIMを挿して、スマホからWi-Fi接続したら、カウントフリー(LINE、twitter、facebookの通信量カウントせず)は適用されるのか?」

確かにSIMはスマホにさすだけではなく、Wi-Fiルーターに挿してつかう方法もあるわけで、そこらへんは公式サイトに明示的に記載があるわけでは有りません。申込前に、そこらへんを事前に知っておきたい方も多いと思います。

というわけで、自分ができる範囲であれこれ試してみた検証結果を、この記事で共有します。

注意事項
この記事の検証結果ですが、将来のサービス仕様を保証するものではありません。特にtwitterのサードパーティーアプリに関するカウントフリーについては、変更される可能性も充分にあります。その点、ご注意ください。 

2016年9月8日更新
・twitterについての検証結果を追加しました。 

 

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検証方法

最初に検証に使う機器をさらっと紹介します。

 

検証用Wi-Fiルータ「MR04LN」

検証用Wi-Fiルータには、SIMフリーで圧倒的高性能を誇る「MR04LN」を使います。ハマコーはサードパーティー製バッテリーを使う(万能から最強へ!Wi-FiルータMR04LNに5700mAh非純正バッテリーをつけてみた)ほど、愛用しております。

 

検証に使用するSIM

現在、ハマコーが契約しているSIMはこちら。

スクリーンショット 2016-09-06 02.13.40

コミュニケーションフリープラン 3GB/データSIM(SMS付き)。通話SIMは1年以内の違約金が必要なので、さすがに契約できませんでした。まぁ、妥当なところでしょう。

コミュニケーションフリープランはLINE以外に、twitterやfacebookもカウントフリー対象。今回の検証ではLINEのみの利用です。

 

検証用端末

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今回は、FREETEL REIを利用します。以前からお世話になっております。結局検証はWi-Fi接続でやったからなんでも良かったという・・・

 

データ残量検証方法

スクリーンショット 2016-09-06 00.18.57

カウントフリーの検証は、LINEモバイルのマイページのデータ残量を使用。このデータ残量は、カウントフリー対象パケットは加算されないので、データ通信がカウントフリー対象かどうかの判定に利用できます。

 

ベース検証「LINEモバイルを挿したスマホでファイル受信」

念のため、最初にREIにLINEモバイルSIMを挿してAPN設定した状態で、PCからLINE経由でファイルを送りまくってみました。

詳細は割愛しますが、データ残量が減ることは全く無く、サービス利用規約通りの動きをしてくれました。

 

検証①「LINEモバイルを挿したWi-FiルータにスマホからWi-Fi接続してファイル受信」

次に、以下の条件でテスト。

送信側:家の光固定回線にWi-Fiに接続したPCから、PDFを複数送信(計120MB程度)

受信側:Wi-Fiルータ(MR04LN)にLINEモバイルSIMを装着。Wi-FIルータに接続したスマホ(REI)から、ファイル受信

 

事前に LINEマイページでデータ残量を確認。2,864MB。

スクリーンショット 2016-09-06 00.18.57

 

MR04LNにLINEモバイルSIMを装着。MR04LNはマイクロSIMスロットで、手持ちのLINEモバイルSIMはナノSIMなので、アダプタ推奨していないMR04LNに使うのはちょっと緊張したけれど、無事認識してくれました。これ、こええんだよ。まじで。

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スマホはMR04LNにWi-Fi接続し、PCからPDFをボコボコ送信。ちなみにPCはMacBookProを利用。LINEはChrome拡張アプリを使ってます。送信したファイルの容量は、約100MB。

スクリーンショット 2016-09-06 01.44.32

 

そうすると、端末側にファイル受信通知がぼこぼこ表示されるので、全てダウンロード。

Screenshot_20160906-014412

 

全ファイル受信後、LINEマイページでデータ残量をチェック。2,863MB。

スクリーンショット 2016-09-06 01.44.00

 

テスト前とくらべて1MB減っているけれど、スマホ側でLINE以外のなにかしらのバックグラウンド通信があったと考えるのが妥当でしょう。この結果を見る限り、Wi-Fiルーター経由でのLINE利用も、カウントフリーとなっているようです。

ちなみに端末側のWi-Fiでは、LINEだけで147MB通信と測定されています(集計期間が1ヶ月になっているけれど、この端末でLINEは使ったことありません)。

Screenshot_20160906-014908

 

まさか、Wi-Fiルータの受信でもカウントフリーになるとは意外でした。

つまり、LINEが既にアクティベートされているスマホを利用すれば、LINEモバイルをさしたWi-Fiルータ一経由でのLINE通信が全て無料対象になると考えられます。

これは、ちょっと凄いですね。LINEはSIM依存するので、同一アカウントを複数端末で同時に使えないけれど、複数端末利用が当たり前のtwitterやfacebookも、同様の利用方法でカウントフリー対象だとすると、異常に使えるSIMということになるのではないでしょうか。

 

検証②「送受信ともにLINEモバイルを挿したWi-FIルータを利用」

今度は、以下の条件でテストしてみました。

送信側:Wi-Fiルータに接続したPCから、PDFを複数送信(計160MB程度)

受信側:検証①と同様、Wi-Fiルータに接続したスマホでファイル受信

 

つまりは、送受信共にLINEモバイル挿したWi-Fiルータを経由してためしてみました。

 

送信前データ残量はこちら。2,828MB。

スクリーンショット 2016-09-06 06.15.50

 

MacからのPDFデータ送信。参考までに、MacのBnadwidth+というアプリを使って計測した、MR04LN経由のアップロード容量は173.5MBとカウントされています。

スクリーンショット 2016-09-06 06.33.54

 

このファイルをスマホで全て受信した後の、データ残量がこちら。2,823MB。

スクリーンショット 2016-09-06 06.34.32

 

その差は、5MB。これも、恐らくはPC側でLINE以外の何かしらのバックグラウンド通信がPC側であったものと思われます。

PCからのLINE拡張アプリ(Chrome拡張)を利用した通信もカウントフリー対象と、にわかには信じがたい結果となりました。

 

検証③「twitter公式クライアントとサードパーティークライアントでのカウントフリー検証」

お次はtwitterの検証します。

通信容量の把握を容易にするために、twitterの埋め込み動画を検索して、容量カウントを検証します。検索条件はこちら。

検索条件「galaxy s7 edge filter:native_video」
(filter:native_videoは、twitter内部の動画に絞るフィルタリング条件)

現在メイン端末のGalaxy S7 edgeの動画を検索し、かたっぱしから再生していきます。

今までの検証と同じく、Wi-FIルータにはLINEモバイルSIMを挿したMR04LNを利用し、PC(Mac)やスマホ(REI)からWi-Fi接続して利用します。

カウントフリー検証は、以下の7パターンで実施。

パターン1:PCからtwitter公式webを利用
パターン2:PCからwebクライアント(HootSutie)を利用
パターン3:PCからwebクライアント(tweetdeck)を利用
パターン4:PCからクライアントアプリ(janetter)を利用
パターン5:PCからクライアントアプリ(夜フクロウ)を利用
パターン6:スマホからtwitter公式アプリを利用
パターン7;スマホからついっとぺーんを利用 

検証結果は以下のとおり。

全部、カウントフリー。

サードパーティーだろうが、Webだろうが、クライアントアプリだろうがtwitterサービスとして、LINEモバイルがカウントフリー対象としている通信は全てカウントフリーでした。データ残量、全然減らない。

先日のイベントで聞いた時は「サードパーティアプリは対象外」と聞いたきがしたんですが、勘違いでしょうか。現在の公式ページの説明はこちら。

カウントフリー機能に係る説明書

スクリーンショット 2016-09-08 01.15.34

改めて見ても、「公式アプリに限定」とか「サードパーティーアプリは対象外」とは全く記載がありません。

ただ、一点「上記においてカウントフリー対象としてご案内しているデータであっても、アプリケーションの更新に伴う識別子の変更などの理由により、カウントフリーの対象外として認識される場合がありますので、ご了承ください」と記載があります。将来的に変更される可能性は大いにありますね。

twitterクライアントの作成って、各アプリ個別のAPI Keyの登録が必須で、そのためパケット内容で公式アプリ以外のクライアントを判定するのも、非常に簡単だと思います。

この状態がずっと続くかはわかりませんが、現時点では、twitterに関しては広くカウントフリーが適用されている状態のように見えますね。 

 

検証④「facebook公式クライアントとサードパーティークライアントでのカウントフリー検証」

やろうと思ったけれど、そもそもfacebookってサードパーティークライアント殆ど無いし(自分が知らないだけかもだけど、少なくともメジャーでは無いよね?)、ということで、疲れたので検証はやってません。

 

そもそもカウントフリーの仕組みってどうなってんの?

LINEモバイルのカウントフリーの仕組みですが、公式で提供されているものは、先日の発表会のこちらのスライドのみのようです。LINEの格安SIMサービス「LINEモバイル」詳細発表。月額500円からLINE使い放題。1,100円でSNSも使い放題により、拝借しております。

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みてみたとおり、フリーカウントの判定に使われている情報は、「IPアドレス(送信先だよね?)」「ポート番号」「パケット内容のうちヘッダの一部」と記載されています。特段、クライアント通信端末の情報を含むUserAgentやIMEI、シリアル番号といったものは記載がありません(httpヘッダに含まれるUAは、ヘッダの一部と言えますが、偽装が簡単なUAなんか課金判定には使わないと思われます)。

なので、Wi-Fiルータを使おうが、スマホのテザリングを使おうが、クライアント種別を識別しない以上、LINEモバイルSIMを利用した端末経由のパケットが、全てカウントフリーの対象になるのは、ある意味当然とも言えますね。

 

検証結果まとめ

ここまでの検証結果をまとめると、以下となります。

「LINEモバイルSIMは、Wi-Fiルーターに挿して利用しても、その通信はカウントフリー対象となる」

※ただし、facebookの通信は未検証

 

正直検証前は、「そりゃ無理だろう」と思ったんですが、こんな結果となりました。クライアントの識別が技術的にどの程度難しいのかわかりませんが、恐らくは事業者側もこういう使われ方はある程度想定していると思われます。

最初のソフトローンチを経て、LINE側が今後何かしらの対応を入れてくる可能性もありますが、現時点での状況として、現場からは以上です。

それでは、今日はこのへんで。ハマコー(@hamako9999)でした。

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