LINEモバイルサービス開始。500円からLINEトークも電話も使い放題プラン有。さらにtwitterやfacebook無料プランも
随分まえから噂されていた、LINEモバイルによるLINE株式会社のMVNO進出。
先日の9月1日(木)、reviews(レビューズ)より、その先行発表イベントにご招待いただき、LINEモバイルのSIMを一足先に試してみたので、イベントの様子と、その内容について報告です。。
「LINEモバイル」イベント会場の様子
イベントの会場は、渋谷ヒカリエ27階。数えるほどしか来たこと無いけれど、いつ来てもオシャンティな場所です。
LINEのキャラクターがお出迎え。これだけでかいと存在感ある。
何故かレゴコーナーもあったり。
イベント中の様子。広いスペースに木のテーブルと椅子で、非常にリラックスして参加することができました。イベント用スペースとして普段つかっていると思われるけれど、その広さには恐れいります。
LINEモバイル発表内容について
最初に登壇されたのは、LINEモバイル株式会社社長の嘉戸彩乃さん。発表中も表情がクルクル変わり、すごくキュートな方でした。
LINEモバイル株式会社は、LINEとは別法人となっているとのこと。LINEの中の一事業ではなく、別途法人を設立して事業運営されているということなので、事業単体での採算も厳しく運営されていくのでしょう。LINEの本気度が伺えます。
LINEモバイルの設立趣旨もの。「コミュニケーションをもっと自由に」とは、なかなか惹かれるものがあります。
プラン内容について、事前から想像されたとおり、LINEのデータ通信は実質無料。
大きく分けて、料金プランは「LINEフリープラン」「コミュニケーションフリープラン」の2種類。
LINEに特化した「LINEフリープラン」
月額500円で、LINEの通話・トークが使い放題というもの。データ容量は1GBのみ提供、非常にシンプルな価格体系。
「LINEフリープラン」料金体系
・データ通信のみ 1GB 月 500円
・データ通信+SMS 1GB 月 620円
・データ通信+音声通話 1GB 月 1,200円 (音声通話 20円/30秒)
その他、余ったデータ通信の翌月繰り越しにも対応。
一つ驚いたのが、データ通信SIMでもLINEが使えること。質疑応答でもあったけど、各種MVNOやキャリア回線含めて、データ通信SIMでLINEが使えるプランはこれが業界初らしい。初だよな。うん。
登録時の各種個人情報を利用することができるLINEモバイルならではの、特殊なSIMですね。ちょっとおもしろい。
さらに注目すべきなのは「LINE通話」も使い放題という点。パケットフリー対象と対象外範囲の詳細はこちら。
パケット通信料カウントフリー対象範囲
・テキスト及び音声メッセージの送受信
・スタンプ、画像、動画、その他ファイルの送受信
・無料通話、ビデオ通話
・画面閲覧、投稿(画像、動画含む)
・スタンプ、着せ替えのダウンロード
・アカウント設定に関わる利用
・友達一覧画面の表示、友達追加
・「その他」画面の表示
パケット通信料カウントフリー対象外範囲
・LINEアプリ経由での利用、外部リンクへの接続
・LINEアプリ内でもLINEトーク画面などに配信されるライブストリーミング動画(LINE LIVE機能)の利用
・LINE株式会社が提供する「LINE」アプリ以外のアプリサービスの利用
最近のMVNOだと、LINEのデータ通信が無料になっている(FREETELなど)も多いけれど、LINEモバイルだけあって、LINE通話の無料化にも踏み込んできました。スゲェな。
「LINEフリープラン」は、データ通信が1GBのみで、完全にLINEに特化したプラン。メインSIMとしての利用は厳しいけれど、サブ端末などをLINE専用端末としてしまって、それでLINEのトークや通話をすべてこなしてしまうというのは有りでしょう。それが月500円から実現できるのは、なかなかすごい。
twitterもfacebookも使える「コミュニケーションフリープラン」
LINE以外にも広く使えるのが、「コミュニケーションフリープラン」。データ通信量は3GB〜10GBの提供で、LINE、twitter、facebookが使い放題。日本でドメジャーなSNS、twitter、facebookを入れてくるあたり、恐れいります。
各プランの詳細は以下のとおり。
データ通信+SMS
・3GB 月 1,110円
・5GB 月 1,640円
・7GB 月 2,300円
・10GB 月 2,640円
データ通信+音声通話 (音声:20円/ 30秒)
・3GB 月 1,690円
・5GB 月 2,220円
・7GB 月 2,880円
・10GB 月 3,220円
メインでも使えそうな料金体系。最近は、データ通信+SMSで3GBだと、1000円を切っているMVNOが主流だけれど、それらよりは200円ほど割高。
ただ、LINEに加えて、twitterとfacebookも使い放題対象ということは、使う人によっては充分なメリットがありそうな、競争力のある価格帯。個人的にtwitterとか超惹かれる。むしろtwitterしか使ってないZE。
facebookとtwitterのパケット通信料カウントフリー対象範囲の詳細はこちら。
facebook
通信料フリー対象範囲
・タイムライン/ニュースフィード画面の表示、投稿(画像・動画含む)
・リクエスト、お知らせ、その他の画面表示
・プロフィールの編集
対象外となるもの
・ライブストリーミング動画
・facebook提供のメッセンジャー
・外部リンクへの接続
twitter
通信料フリー対象範囲
・タイムライン画面の表示、投稿(画像、動画含む)
・ホーム、ニュース、通知の画面表示
・メッセージ機能の利用
・プロフィールの編集
対象外となるもの
・ライブストリーミング動画(PERISCOPE)
・外部リンクへの接続
特筆すべきなのは、動画をフリー対象範囲に入れてきたところですね。通常SNSの閲覧はそれほどパケットを使わないものだけれども、動画は別。特にtwitterなんかは、長めの動画が解禁されたこともあり、プロモーション動画含めて非常に増えてきている印象。
その動画が、フリー対象範囲に入っているのは相当攻めている印象。
さすがに、パケットだだ流しになるストリーミング系サービスは対象外にはなってます。ここらへんは当然の措置でしょう。
カウントフリーになる機能の詳細はこちらから。
LINEモバイルならではの機能
その他、LINEモバイルならではの機能として紹介されたのがこちら。
LINEモバイルならではの機能
・LINEの年齢認証、ID検索が可能
・SMS認証無しでLINEアカウントが作成可能
・月額基本料金の1%がLINEポイントに
・ LINEモバイルユーザーの誰とでもパケット分け合える
・フィルタリングサービスを無料で提供:お子様に安心
・LINEの公式アカウントからトークで問い合わせ
特筆すべきは、SMS認証無しでのLINEアカウント作成。データ通信SIMでもLINEが利用できるのも、このLINEモバイルの申込時点で認証がすんでいるからということなんでしょう。
ここらへんのシームレスな連携は、LINEモバイルならではのメリットと言えます。
最初は2万枚の限定販売
最初は、ソフトローンチということで、2万枚の限定販売。おそらくLINEのブランド力があれば、2万枚は結構早く無くなると思われるので、早く試してみたい方は、即購入が吉だと思います。
ガジェオタがスピードテストをやりまくっている未来が想像できますね。自分も2回ほどやりました。
質疑応答タイム
イベント中、質問もかなり飛び交いました。その中で、気になったものをピックアップ。
Q1「なぜ、最初は限定2万枚のソフトローンチなのか?」
A1「通品品質を必ず担保したかったため。MVNO事業として再優先すべきなのは、その通信品質。いろんな方につかっていただきたいのはあるが、まずは利用者を制限した形でローンチし、需要と通信状況をみながら、徐々に拡大していきたい」
LINE関連サービスであれば、いけいけドンドンでいっても良さそうだけれど、なかなか慎重な展開ですね。
MVNO事業のなかでもLINEモバイルは、かなり注目度の高いMVNOなので、サポート等のオペレーション含めて、初期の混乱を抑えながらやっていこうとの判断だと思われます。
Q2「LINEモバイルはどこで買えるのか?」
A2「最初の2万枚はオンラインのみ。これもソフトローンチの施策と同様、将来的にはリアル店舗への拡大も検討していきたい。メインユーザ層的に、そういう販路もあったほうが良いだろうとは考えている」
LINEのヘビーユーザー層を考慮すると、リアル店舗での販売も視野にいれるのは当然のこと。これも、今後の需要を考えて対応していくらしいです。
Q3「直近3日間のデータ使用量による速度制限はあるか?」
A3「速度制限はある。ただ、利用規約上、何日間で何GB以上の場合、といった数字は明確に提示はしない。」
これも、よくあるパターンですね。明言はされないパターンです。ただ、LINEモバイルの場合、無料通信対象の範囲がかなり広いので、ここらへんが、実際にどの程度きついのかは興味があるところではあります。
速度制限判定のための通信量については、パケットフリー対象(LINE)の通信も含まれるとのこと。フリーだからといって、通信量が無制限だとは考えないほうが良いでしょう。
Q4「通話プランの最低利用期間はあるか?」
A4「あります。1年以内の解約には、9500円(税抜)の解約料がかかります。」
これも、他のMVNOと同じ。ここらへんの金額には、業界カルテルみたいなのがあるんですかね。
コミュニケーションフリープランを契約してみた
というわけで、コミュニケーションフリープラン、3GB、データ通信を契約してみました。今後は、FREETEL REIに挿して、実際の使い心地をレポートしていければと思います。
とりあえずは、twitterなどについて、サードパーティアプリでの利用による通信カウントとか、定番のspeedテストなども実施予定。
公式サイト:LINEモバイル
それでは、今日はこのへんで。ハマコー(@hamako9999)でした。
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